ほんとに毎日が暑い状況で気がついたのですけど、
うちで飼育している雲仙さん(錦鯉)の水槽の水温も35℃近くバク上がりのぬるま湯状態を確認ヽ(・x・;)ノ
それでも元気に泳いでいたのであまり気にしてなかったのですけど、 調べてみたら、錦鯉だけでなく、ほとんどの魚で30℃を超える水温は、★レベルか身体にダメージを与えてしまうみたいなので、
高温対策を考えてみたところ、効果があったので、今回はそのお話(・x・)ノ
選択した水温上昇の対策
基礎知識の水温が上昇したときの水槽内の環境負荷に関しては、他のブログや動画なりでたくさん解説されていますので、そちらを参考にしていただくとして…
現状の確認ですが、水槽を置いている場所が「トタン屋根付きの裏庭」。
屋外になるので、対策をするとすれば、
- 水を常に入れ替える。
- エアレーションを強化する。
- 気化熱を利用して水温を下げる。
この3つの方法しか対策の選択肢がなくて、
水の入れ替えは、水道代に優しくないので問題外。エアレーションの方は、そもそも水温上昇による酸素不足を解消する方法なので、
うちでは、「気化熱を利用して水温を下げる」一択になりました(・x・)ノ
この気化熱を利用して水温を下げる方法とは、
水面に風を当てて、水が蒸発(気化)を故意に促進させて、その際に周りを温度を奪ってもらうという方法になります。
なので、水槽の側面に扇風機などで風を当て続けても意味がないのです(・∀・)
ちなみに
以前に購入した小型扇風機を試してはみたのですけど、
水槽の冷却専用ではないので、水槽から出る湿気や、うちの雲仙さんはよく跳ねて水を水槽外に飛ばすので、本体内部に致命的なダメージが入る可能性を考えて撤去しました。
今回購入した「水槽用冷却ファン」のご紹介
ではでは、今回購入したモノのは、寿工芸社製の「小型水槽用冷却ファン」になります(・x・)ノ
昔からアクアリウム用品の販売製造扱っている老舗企業ですね。
Amazonで似たような冷却ファンが安価で売っているのも見かけたのですが、雲仙さんの命に関わることでもあるので、信用がありそうなモノを選択。
開封した写真ですけど、本体デザインは近未来感を感じるカッコ良さ(*´ω`*)
電源アダプタは、取り回しの良い「USB形式(Type-A)」を採用。
ケーブルの途中にONOFFスイッチがついているので、コンセントの方のスイッチは無くても大丈夫です。
セリアにて、長さ1mのType-A式の延長ケーブルを購入できるので、コードの長さが足りなくても気軽に拡張できますね。
YOUTUBEで昔の紹介動画をみたときに、当時は電源アダプタが少し大きめだったためにコンセントに差す時に邪魔になるって言われてたモノが、後日ユーザーからの意見を取り入れて、取り回しの良い形に昇華したのかなっと思われます。
ちなみに、カバーを外せるようになっていないので、冷却ファンには触ることができないため気軽にお手入れは出来ません。
強引にネジ回して本体を分解すれば可能かもしれないのですが、こういう水関連の製品は、防滴・防水を考えて設計しているため、その効果を失う可能性も十分あります。外す仕様になっていないのであれば、あまり分解しないほうが良いとは思います。
こちらは、パッケージに入っていました、気化熱を狙った製品仕様の紹介文ですが、
気化熱を狙う場合、水槽より上部の空気であれば、左の仕様でも、上から、または左右からの乾いた空気を吸い込むことは可能ですし、風力が強ければ湿った空気を弾き飛ばせるので、これはウソですね。
ただ、魚が跳ねたときにファンに巻き込まれたり、湿気や水面から跳ねた水滴で本体が痛む可能性あるので、上から垂直に冷却ファンを回すのは、リスクと本体の痛みが高いと思います。
そういう意味では、今回購入した右側製品はリスクが少ないです。
水槽に引っ掛けるパーツは、前後にスライドできるので、水槽の厚みに応じて自由に変えられます。
また湾曲しているので、水槽上部に枠があっても問題なく設置できます。
設置に関して汎用性が高くしたいこだわりを感じられる、良い仕様だと思います(*´ω`*)
早速水槽に取り付けてみた
電源がUSBケーブルなので、延長することも容易だったため、特に問題なく取り付けできました。
がっちり固定する仕様ではないので、ケーブルを触っていたら位置がズレたりするのですけど、これぐらいなら許容範囲かな。
ファンの音の大きさに関しては、水槽の反対側に設置している外部フィルターが汲み上げた水を落としている音がそこそこあるので、ぜんぜん気になりません。たぶんファンだけならそれなりに音が聞こえるかもしれませんが、先日購入した小型扇風機よりはうるさくない程度です。
ファンの風力は、むちゃくちゃ強力では無いですが、60リットル水槽の一番長い横幅の端から端までは風が通るぐらいはあります。
風力の調整が出来ないので、気になる方は設置位置の調整は必要です。(例えば、距離が短い側に設置するなど)
気になる効果は…
それでは、設置したことで気になる効果は…………
……ドコドコドコドコドコドコドコドコ……
デーーン!!
この日も夕方以降の気温が36℃を超えていたのですが、
思いっきり水温下がりました!!ヽ(・x・*)ノヤッタネ!タエチャン
うちの環境の場合、
左側の「上部フィルター(以前に紹介したデュアルクリーン600)」の底を木板で押し上げて空気を抜けやすくしているのと、奥に設置している、牡蠣ガラフィルターなどを入れて水質を安定させる目的で設置している「外掛けフィルター」の蓋を常時開けて、気化熱効果を狙っていたのですけど、
これだけやっても水温が35℃近くあがるので、今回の冷却ファン導入ですごく効果があったと実感しています。
但し、気化熱効果を狙う場合は、水槽内の水が無くなるので「足し水作業」は絶対です。
風が強い日など、天候によって変動しますが、うちの環境の場合、3〜4時間ぐらいで1リットル近く無くなる事もあるので、
放置プレイはやめてくださいね!(/ω\)
まとめ
水槽用の冷却ファンの種類はいくつもあるので、いろいろなところで比較レビューや感想を聞いて、その知識を持って選んでみたら、やっぱり良かったという製品でした(*´ω`*)電気代も安いみたいです!
人間が暑いと思っている事と一緒で、水槽にいる子も暑いって思っています。
水温の暑さの基準として「水温30℃」という目安があって、それ以上の温度はどんな子でも身体に負担がかかってしまうという事実を、飼育のプロの方でも警鐘を鳴らしていますので、
この冷却ファンを使う方法じゃなくても良いです。飼育している子の命に関わることなので、何も対策していない方は是非考えてください!(・x・)ノ
水温上昇対策で、水槽用の冷却ファンを探している方へお役に立てれば幸いです。
余談で、購入したこちらの商品は「60リットル以下対象」となっていますが、より小さい水槽用の製品(26リットル以下対象)もあります。自身の設置環境にあったモノをご検討してみてください。
ただ個人的には、温度を下げるなら大型ファンを選択するのが一番だと思っています。